2019年01月07日

僧帽弁閉鎖不全症の内科治療(心臓病セミナー)

JASMINEどうぶつ循環器病センターで開催された『愛犬のための心臓病セミナー』レポートです。

当日は、室内履きと筆記用具を持参してJASMINEどうぶつ循環器病センターへ。
立派なロビーで開始時間を待ちます。

紹介での予約診療と手術&入院メインの病院なので、犬を抱っこした飼い主さんがロビーにたくさんいるわけではなく、同じセミナー参加者が静かに開始時間を待つという雰囲気に緊張します。

時間が来て、院内のセミナー会場へ。椅子の上に資料と、お茶まで用意がありました。
参加者は12名。我が家以外にも2名参加もいらっしゃいました。
開始してすぐに、「すでに僧帽弁閉鎖不全の診断が出ている方は?」という講師の先生からの質問に、半数の手が挙がりました。


まず、『僧帽弁閉鎖不全症とは?』
a.jpg
資料そのままアップNGなので、私のメモですみません。。
・後天性の心臓病で、心臓病の90%を占める
・キャバリア、チワワ、マルチーズに多い
・5〜7歳で発症することが多い
・男の子に多い(?)
犬種によるそうですが、“男の子に多い”は初耳です。私の知る範囲では、同じかなー。女の子が多く感じるのは、そもそも女の子飼っている人が多いからだし。

『僧帽弁逆流の原因は?』
ほとんどが、変性性僧帽弁疾患で、弁の肥厚・変形・短縮、腱の伸長・断裂などが、加齢性に数年かけて徐々に進行

『僧帽弁逆流の症状は?』
元気や食欲低下、眠れない、疲れやすい…などあるが、わかりやすいのは「呼吸が苦しい」「咳をする」だそうですが、衝撃的な事実が…
「キャバリアは咳をしない子が多い」
なので日ごろからの“雑音チェック”が重要だそうです。
雑音…素人が胸に耳を当てる程度でわかるものなのかな…? ←聴診器買おうと思ってる人

ピヨは、たまに“おっさんみたいな咳”をするのが気になっていましたが、セミナーで流した心臓病の咳をするワンコの動画とは明らかに違っていて…つまりただのおっさん咳だったようです。。
動画で見せてくれるのは、本当に参考になります!

『僧帽弁閉鎖不全症の診断・評価』
身体検査(触診、聴診、視診…etc)/心エコー/血液検査/レントゲン…他、様々な検査から、重症度・合併症を評価し、治療方針を決定します。
特に心エコー(心臓超音波)検査は、もっとも優れた診断ツールなのだそうです。

『重症度評価』
A.将来「僧帽弁閉鎖不全症」になる可能性が高い
・・・キャバリアなんて生まれた時からAらしい(笑)
B.弁膜の病変が認められ逆流が生じているが「心不全」の経験はない
B1.心臓が正常な大きさ
・・・ほとんど無症状
B2.心臓の拡大がある
・・・乾いた咳をするようになることも
C.「心不全」の状態または、以前に経験
・・・余命が制限されてしまう
D.「心不全」のコントロールが困難な重症
・・・内科治療の限界
判断の分かれ目は、“心拡大”と“心不全(肺水腫)”の有無

『ステージごとの治療』
A.治療の必要なし。定期的な検診=早期発見、心雑音の聴取が効果的
B1.治療は推奨されていない。定期的な検診=進行が早い症例を特定する
B2.治療=血管拡張薬、強心薬。定期健診=うっ血性心不全のリスク評価
※強心薬…あきらかな心拡大を認める症例では投与開始により肺水腫発症を遅らせることができる
C.治療=B2+利尿剤。定期健診=B2+利尿剤の副作用をモニター
D.Cの治療を強化、他の血管拡張剤を追加。

それから、合併症についての説明がいくつかあり…

このパートの最後に、「ワンコを守るために自分で出来ることは何か?」です。

@『安静時呼吸数測定』
これだけは、病院より自宅で測るのに適している、かつワンコへの負担ゼロです。
落ち着いているときや寝ているときの1分間の呼吸回数を数えます。肺水腫のない状態で30回/分を超えることはありません。
A『定期検査』
雑音がなければ半年〜1年に1回。
b.jpg
ピヨは小さい頃からかかりつけの先生に「キャバリアだから(心臓のことがあるから)太らせないように」と言われてきた子です。
質疑応答のときに、肥満のリスクついて質問すると、「肥満との関連性はあまりないが、人間と一緒で太ることでいろんなリスクは増えるから適正な体重コントロールを」とのことでした。

次回は、僧帽弁閉鎖不全症の外科治療について、学んだことをレポートします。

※最新で最も信頼できる情報は、かかりつけ医からJASMINEどうぶつ循環器病センターを紹介してもらって診てもらうか、今年も開催予定の飼い主セミナーで。(今年のセミナー予定は決まり次第HPで案内するとのことです)

JASMINEどうぶつ循環器病センター
https://jasmine-vet.co.jp/

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posted by ゆーゆー(ピヨの育てのおかあさん) at 16:00| Comment(0) | 健康管理・病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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